小説中、デッキ上の突起物たる操舵室と照明ボックスは、船内に収納出来る仕掛けとなっています。 当然に操縦室内の舵輪も収納されるというコトになりますが… その辺りの仕組みは小説内では触れられません。 小説のクライマックスである、軍艦とのバトルにおいて、この2つはネモとその仲間によって船内に引っ込められて、ノウチラスは表層に障害物のない1本の葉巻のような形になります。 でも、本当は… ボートがあるんですけどね。ボートがあるから1本の葉巻にはならないのですけどもね。
いいと云えば…、明治の18年。 1884年に大平三次訳で出版されたタイトルは『五大州中海海底旅行』です。 なかなか味わいある邦題ですね。 ゴダイシュウジュウカイティリョコウ。 口に出して発音すると、実によくって… ノウチラスの食堂でおにぎりが出そうな感じがします、ぞ。
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